この記事を書いた日:2022年10月30日(日)お昼
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こんにちは!ハピケンです
この記事では、10/24~28の一週間の相場について軽くおさらいした上で、筆者の来週(10/31~11/4)の展望と運用方針を紹介しています
記事の最後には、筆者の一週間の運用実績(ランキング)も掲載していますのでご興味のある方はご覧ください
あくまで、一個人トレーダーの落書きのようなものですので、真に受けることなく読み物として楽しんでいただければ幸いです
ラクして稼ぐがモットーの筆者が運用しているEA(自動売買システム)とミラートレードの運用実績と今後の方針、各種設定を公開しているFXブログです(現在はミラトレのみを運用中)
参考にするなり他山の石にするなり、自己責任にてご自由に役立てていただければ幸いです
本記事は筆者の個人的見解を示したものであり、投資判断等に関する助言を行うものではありません。また、本記事の内容が商品・サービス等の仕様等について保証をするものではありません。その他注意事項はページ下部に記載してございます。
1.全体的な強弱チャートの推移
まずは、今週の相場全体をさらっとおさらいしておきましょう
下図は今週の各国通貨の強弱チャートです

先週は火曜、水曜とドル安の展開になりました
これはポンド高(スナク首相への期待)や米国利上予測の縮小などを根拠とした動きと言われていますが、単純にこれまでの全面的なドル高が調整局面に入ったと考えればいいと思ってます
この調整局面から再びドル高が続くのか、トレ転してドル安になるのかは誰にも分かりません
(適当に上げ下げを予測して、当たったときにだけ「ほら当たったでしょ?」と言うようなことはしたくありません)
ただでさえ読みにくい相場ですが、来週は重要指標の発表が目白押しです
乱高下が予想されるので注意したいところですね
ポンドはスナク首相への期待感からポンド高傾向にあります
このままポンド高になるのか?
「上げて落とす、落として上げる」というのは投資相場の基本ムーブです
「期待を裏切られた」と市場が「判断」した場合には急落もあり得ますので注意はしたいところですね
円は月曜日朝に介入がありましたが、その後は介入への警戒感から上値が重い状況
今週は市場の目は円から他の通貨へ移っていったように感じます
相場全体として未だ過熱感がある状況です、来週は連日のように重要指標の発表があります
ニュースや要人発言、指標をきっかけに大きく動かしてくることも考えられます
相場の乱高下に振り回されないように、振り落とされないように、入るべきところをしっかりと見極めてトレードを行いたいです
2.ドル円


一週間のおさらい
ドル円は前週金曜日(10/21)の日本時間23:30頃の大規模介入を受けて、週明けから動きが注目されていましたが、週明け月曜日(10/24)のオセアニア時間は投機的な動きもあり急激に上昇する展開となりました
しかしながら、月曜日の朝8:30頃に再び為替介入によるとみられる急落があり一時的に145円中盤まで下落しています
その後は再び149円中盤まで上昇しましたが、為替介入への警戒感から上値が重い展開となっています
また個人的には、世界的な為替市場の注目が円からドル・ユーロ・ポンドへと移ってきているように感じています
チャート上では火・水曜日にドル円は下落し、金曜日に上昇しており、145円後半をサポートラインとして押し目を形成しているように見えますが、これはどちらかというと円の強弱よりもドルの動きの影響が大きいようです
このドルの動きは先週まで続いていたドル全面高の調整という面が大きいと思いますが、このままドル高が続くのかそれともドル安に転じるのか、来週は米国関係の重要指標の発表が控えていますしその動向には注目したいですね
ドルインデックスを見ると、ドル全面高→高止まり→調整局面へと推移しているのが分かります
[ドルインデックス等さらに詳細な相場状況についてはこちらを参照→IG証券のHP]


ドル円 来週の展望と戦略(裁量トレード編)
ドル関係では、来週火曜日(11/1)には米国ISM製造業景気指数、水曜日(11/2 27:00)には米国FRB政策金利(FOMC)、木曜日(11/3)にはISM非製造業景気指数、金曜日(11/4)には雇用統計など連日重要指標の発表予定されています
最近のドルが調整局面に入っている要因としては、これまで利上げ予測が「11月+0.75ポイント、12月+0.75ポイント」だったのが最近は「11月+0.75ポイント、12月+0.50ポイント」と縮小されると予測する人が多くなったことが大きいです
(その予測の根拠としては各要人発言や、米国の景気減衰、ユーロやカナダの政策金利に関する動向などが関わっています)
そのため、11月の利上げ幅も重要ですが、FOMC後の記者会見等における発言に要注目ですね
また、金曜日には月に1度のお祭り騒ぎ雇用統計が控えています
来週1週間はドル相場は乱高下する可能性もが高いと思っています
ドル円は為替介入への警戒感もあり動きは比較的小さくなるような気がしていますが、それでもどうなるか分かりません
こういうときに手を出すのは火傷の元だと考えています

ドル円 来週の展望と戦略(EA、ミラートレード編)
EA、ミラートレードに関しても、来週は基本的にリスクオフとするべき状況だと考えています
本来EAやミラトレ(特にナンピン系ストラテジー)は調整局面(一方的な動きが一服)である程度の値動きがある環境は得意とする場合が多いのですが、来週に限っていうと指標の発表によるテクニカルを無視した乱高下のリスクの方が上回ると判断しました
ファンダの影響によりテクニカルが効きにくい相場ではEA、ミラトレとも停止するのがセオリーですので、特にナンピンを戦略としているシステムについては十分に注意を払って運用したいと思います
実は既に先週金曜日の時点でEA、ミラトレについては全てのポジションを決済した上で稼働を停止している状況です
来週は基本的に稼働停止またはロット数を極力抑えての運用とする予定です
3.ユーロドル


一週間のおさらい
ユーロドルは週前半は上昇、週後半は下落の動きでした
ECBの利上げやその後の要人発言、欧州各国の指標発表などでちょこちょこと上下していますが、基本的にはドルの調整局面に連動した動きとみていいと考えています
またパリティ(1.000)付近は一応意識はされてはいますが、これをトレードの根拠とするのはやや無理があるように感じます
今週のユーロドルに関しては一方的な動きになりそうでならなかった相場でした
そのため適正ロットで腰を据えたトレードをしていれば難なく乗り切れたかと思いますが、慌てて大ロットで飛び乗ってしまうと手痛いビンタを食らってしまったかもしれませんね
ユーロドル 来週の展望と戦略(裁量トレード編)
ユーロ関係では月曜日(10/31)に実質GDP速報値の発表が予定されています
ドル関係では、来週火曜日(11/1)には米国ISM製造業景気指数、水曜日(11/2 27:00)には米国FRB政策金利(FOMC)、木曜日(11/3)にはISM非製造業景気指数、金曜日(11/4)には雇用統計など連日重要指標の発表が予定されています
ユーロドルはレンジを形成中かトレ転かまだ判断できない状況ですので、基本的には何事もなければレンジ相場内で動くことを前提にトレードし、レンジを抜けるような動きがあれば様子見というスタンスになるかと思います(くれぐれも飛び乗らないように)
しかしながら今週は重要指標の発表が多く、ドルの乱高下が予想されますのでユーロドルも注意が必要です
ドル円の項目でも述べましたが、こういうときに手を出すのは火傷の元だと考えています
もしトレードをするのであれば十分に引き付けた位置で低ロットでエントリーを行い、ある程度余裕をもった損切ラインを設定しておき、指標の発表までにはポジションを整理しておくのがいいかと思います
また、ユーロドルは9月や10月上旬に比べて落ち着いた相場になっていますが、ウクライナ情勢等まだまだ予断を許さない状況にあります
何かのニュースをきっかけに大きく動かしてくる可能性もありますので、トレードする際には逆指値、損切ラインをしっかり見定めた上で引き付けてからのトレードを心がけたいです

ユーロドル 来週の展望と戦略(EA、ミラートレード編)
本来であれば今のユーロドルはEA、ミラトレ(特にナンピン系ストラテジー)を稼働させやすいと考えています
しかし来週に限っていうと、指標の発表による乱高下のリスクが上回っていると感じています
そのため、稼働停止または小さなロット設定で稼働させる予定です
4.ポンドドル


一週間のおさらい
ポンド円は9月下旬から前週のトラス首相の辞任劇まで、ファンダの影響で大きく荒れていました
先週は後任のスナク首相への期待感からポンド高になっており、これがドル安の一因ともなっています
しかし、このままポンド高が続くかというと個人的には懐疑的でして、スナク首相への期待の裏返しから再び荒れた局面に戻る可能性も念頭に入れています
そうなるとドル相場に影響を来すことになるでしょうから、結局は今のドルの調整局面もどうなるか誰にも分からないというのが本音です
ポンドドル 来週の展望と戦略(裁量トレード編)
ポンド関係では木曜日(11/3)に英中銀政策金利の発表が予定されています。また、火~金に各PMIの発表も予定されています
ドル関係では、来週火曜日(11/1)には米国ISM製造業景気指数、水曜日(11/2 27:00)には米国FRB政策金利(FOMC)、木曜日(11/3)にはISM非製造業景気指数、金曜日(11/4)には雇用統計など連日重要指標の発表が予定されています
ポンドはファンダの影響が強く予断を許さない状況です
また、米国の連日の指標発表も控えており、乱高下が予想されます
そのため、基本的には手を出さない方がよいかと考えています

ポンドドル 来週の展望と戦略(EA、ミラートレード編)
ポンドはファンダの影響を受けやすくEA、ミラトレには不向きな環境と考えています
そのため、ポンド絡みのシステムについては基本的に停止またはロットを下げて運用する予定です
5.豪ドルドル


一週間のおさらい
このところ下落傾向が止まらなかった豪ドルですが、前週前々週はもみ合う相場でした
今週はネックラインの0.64を超えて上昇し、そのご再び0.64付近まで下降してきました
先週の記事に書きましたが、筆者としてはネックラインを越えるかどうかを注目していました
結局はネックラインを越えて、今はそこが押し目のように見えます
0.64付近がある程度意識されていると考えてよいかと思います
しかしながら、基本的な流れとしては豪ドルもドルの動きに沿った動きと言えるでしょう
そのため、先週の豪ドルの動きはあくまでドルの動きに連れたものであり、これで上昇トレンドに転換したと決めつけるのは危険だと考えています
豪ドルに関しては0.64付近の攻防にも注目ですが、それよりもまずは米ドルの動きをメインに見ていくことになるかと思います

豪ドルドル 来週の展望と戦略(裁量トレード編)
豪ドル関係では火曜日(11/1)に豪中銀政策金利、金曜日(11/4)に小売売上高(インフレ調整前)の発表が予定されています
米ドル関係では、来週火曜日(11/1)には米国ISM製造業景気指数、水曜日(11/2 27:00)には米国FRB政策金利(FOMC)、木曜日(11/3)にはISM非製造業景気指数、金曜日(11/4)には雇用統計など連日重要指標の発表が予定されています
豪ドルに関してはまずはネックラインの0.64付近での動きには引き続き注目します
先週に引き続き基本的には下目線ですが、あまり先入観を持たずにチャートを見たいです
間違っても0.64割れ(または超え)で飛び乗るようなことはないようにしたいです
また、売るにしても買うにしても、まずは米ドルの動向を確認してからということになります
米ドルは連日の指標発表も控えており、乱高下が予想されます
そのため基本的には手を出さない方がよいかと考えています

豪ドルドル 来週の展望と戦略(EA、ミラートレード編)
豪ドルについてはEA、ミラトレ(特にナンピン系ストラテジー)を稼働させやすい相場環境だと考えています
しかし来週に限っていうと、指標の発表による乱高下のリスクが上回っていると感じています
そのため、稼働停止または小さなロット設定で稼働させる予定です
6.その他(NZドル、カナダドル、スイスフラン等)






来週の展望と戦略(裁量トレード編)
NZドル、カナダドル、スイスフランについては、筆者が不慣れであり通貨の特徴を掴み切れていないため裁量トレードは行わないこととしています
以下は簡単な所感です
NZドルについては引き続き売り場探しの展開かなと思っています
しかし、米ドルの動向によってはトレ転の可能性もあるので注意が必要かと
また、火曜、水曜の朝に指標発表がありますので急な動きには要注意です
カナダドルについえはNZドルと反対に買い場探しの展開でしょうか
同じく米ドルの動向に注意したいですね
金曜日にはカナダの雇用統計の発表も予定されています
スイスフランドルについては先週末に意識していたレンジの下限がブレイクされ、逆にレジスタンスとして意識されています
その上にはパリティも控えておりロングではエントリーしにくいと感じます
かと言ってショートでエントリーというのも食指が伸びませんね
EA、ミラトレを回すにはよさげな環境ですが、来週は米国指標発表もありますし・・

来週の展望と戦略(EA、ミラートレード編)
これらの通貨についても、米国の連日指標発表を考慮して原則リスクオフ運用とする予定です
https://enjoy-manublog.com/fx_yakudachi/gemforex%e3%81%ae%e5%8f%a3%e5%ba%a7%e9%96%8b%e8%a8%ad%e3%81%a8%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%8a%e3%82%b9%e5%8f%97%e3%81%91%e5%8f%96%e3%82%8a%e6%96%b9%e6%b3%95%e3%80%902022%e5%b9%b4%e7%89%88%e3%80%91/948/7.先週の運用実績
■今週(10/24~10/28)のミラートレード(GemForex)運用実績
全体 計 +170,100円
GemForexでミラートレードにチャレンジしたい方はコチラから(新しいタブで開きます)

なお、記載している金額は100万円で運用した場合を想定し調整したものであり、実際の筆者のトレードとは異なります。また、筆者の運用(各システムに合わせたロット数の調整、稼働停止、手動決済)による損益ですので、実際のシステムをフル稼働した場合には本表より良い(or悪い)パフォーマンスとなる場合があります
(1)朝スキャ系EA部門
順位 | システム名 | 10/24~10/28 | 備考 |
1 | ALNAIR_mirror | -4,500円 | |
2 | swallow blizzard | +42,200円 | 手動決済含む |
3 | eagle blizzard α | +55,600円 | 手動決済含む |
4 | Beard Cutter4_GE | +55,700円 |
(2)デイトレ、ナンピンマーチン系EA部門
順位 | システム名 | 10/24~10/28 | 備考 |
1 | EURUSD(TMA) Scalper B | +13,900円 | 手動決済含む |
2 | Up | -700円 | 週末手仕舞いによる ポジション調整含む |
– | LowRisk | +7,900円 | 週の途中から 運用停止中 |
– | Astable | 稼働停止 | システム破綻 |
– | トライシューター | 運用停止中 | 運用停止中 |
現時点(2022.10)では、自動売買についてはGemForexのミラートレード(EAにより運用されているもの)のみで運用しております
現在フォワードテスト中の自作EAに集中するため、個人使用のEAについては運用を中止し、ミラトレの方でラクをさせてもらっている状況です
・本記事は筆者の個人的見解を示したものです
・本サイトに掲載の全ての記事は、投資判断等に関する助言を行うものではありません
・投資を行う際は自己の判断により、自己責任で行ってください
・記事内で紹介されている企業等の意見を代表するものではありません
・本記事の内容は、商品・サービス等の仕様等について保証をするものではありません
・本記事で紹介している商品・サービスの詳細につきましては、各企業等へご確認願います
・本記事の内容は作成日または更新日現在のものです。作成日または更新日以後に、紹介している商品・サービスの内容が変更されている場合がございます
・本記事の内容及び見解は作成日または更新日当時のものであり、その内容および商品・サービスの仕様等についていかなる保証をするものでもありません
・本記事にはIB、アドセンス等のリンクが含まれます
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